地方競馬の開催日程発表

競馬がいつ開催されるのかは最も基本的な知りたいこと。ほぼ土日固定のJRAであっても、開催場や重賞レースの配置が変わったりと何かと関心事が多いものです。

地方競馬も大まかな傾向は決まっているものの、カレンダーの関係や他場との兼ね合い等もあって開催日が毎年微妙に変わり、重賞レースも何らかの変化が生じるため、発表時期が近づくとソワソワがはじまります。

毎年各主催者が行う地方競馬の日程発表の時期はだいたいいつか、過去の事例も踏まえて見ていきましょう。

開催日程発表の傾向

地方競馬の開催日程はほとんどが年度単位(4月～3月)で行われます。これは地方競馬が自治体によって主催され、事業年度も自治体が使う会計年度で括られていることから、それに沿って行われています。

ただし、暦年での日程発表を行う主催者も2者います。

まずは兵庫県競馬。当初発表は4～12月分の開催日程と年度の重賞のみで、秋に翌年1～3月分の開催日程を分けて発表するのが慣例となっています。

また、南関東地区も2024年日程に関して、ニュースリリースでは1～12月の全日程と翌年1～3月の重賞日程を発表する方式へと変更しています。こちらは「全日本的なダート競走体系が本格的に始まる年であること」を理由としており、暦年で発表するJRAと足並みを揃えたともとれます。なお、南関東4競馬場公式ウェブサイトでは従来通り2024年度の日程として2025年3月までの日程を掲載していますが、2025年分からは暦年発表に統一されました。

発表順は例年JRAが暦年(1月～12月)での日程発表を秋に行うのを皮切りとし、次いで南関東、全国のダートグレード、兵庫までが年内、残りは明けて年明けからとなる傾向にあります。

発表のピークは概ね2月に各地が出していく傾向にありますが、全てが出そろうのは3月ぐらいまでかかることもあります。

そして、年度が下半期に入った頃に兵庫の来年1～3月日程が出ることにより、年度の全日程が出そろう形となります。

過去の発表過程

2025年度

2024年度

2023年度

※南関東地区が例年より遅い発表になったのは、2022年11月28日には地方競馬全国協会より「全日本的なダート競走の体系整備について」(→こちら)として平地地方競馬における競走体系の再編が発表された影響と思われます。

2022年度

2021年度

2020年度

2019年度