2024年1月19日に、笠松けいば公式ウェブサイト、金シャチけいばNAGOYA公式ウェブサイトより同時に「令和6年度東海地区競馬開催日程」が発表されました。今年度は名古屋競馬のナイター開催の日程も当初から発表されています。
また、2024年2月21日に、笠松けいば公式ウェブサイト、金シャチけいばNAGOYA公式ウェブサイトより同時に両場の重賞・準重賞競走の開催日程が発表されました。
(2024.2.24重賞競走について更新)
開催日数
各場ごとの概要は以下の通りです。なお、名古屋競馬と笠松競馬が交互に開催される形が基本となりますが、4月から11月までは笠松競馬の開催を前後半に分け、その間に名古屋競馬を挟む開催が多くあります。
名古屋競馬
- 開催日数
27回115日(前年度比2日増)
うちナイター開催「ベイサイドナイター」35日(前年度比同じ) - ナイター開催実施期間
(2023年)
5/20、6/17、8/20~23、9/17~20
10/21、11/20~22、12/23~24
(2024年)
1/6~31、2/24~3/17
開催は「4日連続開催(基本は火~金)」か、「水~金と翌週月曜の4日間開催」が基本となります。また、年明けからは「月~金の5日間連続開催」も行われます。
ナイター開催「ベイサイドナイター」は、5~12月は上記の特定日だけがナイター開催となり、残りは昼間開催となりますが、8月と9月に1開催全てがナイターという開催も設定されました。一方、年明けからはナイター開催が中心となりますが、昨年度と違って若干昼間開催も設定されています。
笠松競馬
- 開催日数
21回96日(前年度比2日減)
開催は「同一週の4日開催(火~金か月・水~金)」が基本ですが、上半期にまとまって「3週に跨いで1週目と2~3週目に3日間開催(2週目は名古屋競馬開催)」」が多く行われます。なお、今年度は5日連続開催は設定されていません。
重賞・準重賞競走の新設・変更
笠松競馬
重賞競走は前年度と同じ21競走、また準重賞競走は前年度比2競走増の8競走が予定されています。
増となる準重賞はいずれも前年度は特別競走として実施されていた競走の格上げです。特に年末の「岐阜新聞・岐阜放送杯」は2006年から年末年始の特別競走としてながらく続いており、2021年から3歳オープン競走として実施されていました。準重賞格上げでも3歳オープンとして行われますが、距離は1600mから1400mへ変更となります。
一方、変更は多岐にわたり、中でも基幹となる競走を短距離「オグリキャップ記念(SPI)」、長距離「東海ゴールドカップ(SPI)」、3歳短距離「ぎふ清流カップ(SPI)」とした路線整備による重賞競走の改編が行われています。特に「オグリキャップ記念(SPI)」は2500mから1400mへの短縮と開催時期の4月から5月への変更という大掛かりなものとなっています。5月は全国的に古馬短距離が手薄とされており、6月の浦和「さきたま杯(JpnI)」へ繋がる形が目指されているようです。
なお、2025年の3歳重賞「第2回ネクストスター中日本」は笠松競馬での実施となりますが、2025年度の4月開催と発表されており、2024年度日程には含まれていません。
- 2024年4月4日
準重賞「第1回笠松プリンシパルカップ(P)」
3歳笠松所属・1900m
※2023年は3歳笠松所属・笠松デビュー限定1600m特別競走として実施 - 2024年12月29日
準重賞「第1回岐阜新聞・岐阜放送杯(P)」
3歳笠松所属・1400m
※2023年は3歳オープン1600m特別競走として実施
- 2024年4月29日
「第6回飛山濃水杯(SPII)」
4歳以上・1400m
(西日本地区交流競走)
格付をSPIII→SPII、出走条件を3歳以上→4歳以上、開催時期を6月→4月とし、交流区分を東海地区→西日本地区に変更
古馬短距離路線の整備に伴う変更 - 2024年5月9日
「第50回新緑賞(SPIII)」
3歳・1400m
格付をSPII→SPIII、競走距離を1600m→1400mとし、開催時期を4月→5月に変更
3歳短距離路線の整備に伴う変更 - 2024年5月23日
「第33回オグリキャップ記念(SPI)」
4歳以上・1400m
(地方全国交流競走)
競走距離を2500m→1400mとし、開催時期を4月→5月に変更
古馬短距離路線の整備に伴う変更 - 2024年6月20日
「第7回ぎふ清流カップ(SPI)」
3歳・1400m
(西日本地区交流競走)
交流区分を北陸・東海・近畿地区→西日本地区に変更
3歳短距離路線の整備に伴う変更 - 2024年7月4日
「第46回サマーカップ(SPII)」
3歳以上・1400m
(北陸・東海地区交流競走)
交流区分を北陸・東海・近畿地区→北陸・東海地区に変更 - 2024年10月10日
「第51回オータムカップ(SPII)」
3歳以上・1900m
(北陸・東海・近畿地区競走)
開催時期を9月→10月に変更 - 2024年11月7日
準重賞「第2回東海クラウン(P)」
3歳以上・1400m
開催時期を11月→10月に変更 - 2024年11月29日
「第42回ウインター争覇(SPIII)」
3歳以上・1900m
競走距離を1800m→1900m、開催時期を翌年1月→11月に変更
古馬中・長距離路線の整備に伴う変更 - 2024年12月12日
「第20回笠松グランプリ(SPI)」
3歳以上・1400m
(地方全国交流競走)
開催時期を11月→12月に変更 - 2024年12月31日
「第53回東海ゴールドカップ(SPI)」
3歳以上・2500m
競走距離を1900m→2500mに変更
古馬中・長距離路線の整備に伴う変更 - 2025年1月23日
「第30回白銀争覇(SPII)」
4歳以上・1900m
競走距離を1400m→1900mとし、開催時期を翌年2月→翌年1月に変更 - 2025年2月4日
「第49回ゴールドジュニア(SPII)」
3歳・1600m
交流区分を北陸・東海・近畿地区→東海地区に変更 - 2025年2月20日
「第2回ブルーリボンマイル(SPI)」
4歳以上牝馬・1600m
(地方全国交流競走)
開催時期を翌年3月→2月に変更 - 2025年3月20日
「第45回マーチカップ(SPII)」
4歳以上・1900m
(北陸・東海地区交流競走)
交流区分を北陸・東海・近畿地区→北陸・東海地区に変更
名古屋競馬
重賞競走は前年度比1競走減の21競走、準重賞競走は前年度と同じ9競走が予定されていますが、減となる重賞競走は前年度に名古屋競馬場で行われた北陸・東海3場で持ち回り開催で行われる「ネクストスター中日本」のみであり、名古屋競馬場の重賞・準重賞としては増減はありません。
大きな変更は「全日本的なダート競走の体系整備」に伴うダートグレード競走3競走の配置替えに伴うもので、既に2023年度中に移動した「かきつばた記念(JpnIII)」を除く2競走の移動と、それに伴ったトライアル重賞の距離変更が行われています。
なお、東海地区の3歳ダービー競走「東海ダービー」の名称は、1979年まで使用されていた「東海優駿」に変更されています。
- 2024年4月9日
「第64回東海桜花賞(SPI)」
4歳以上・2100m
(地方全国交流競走)
競走距離を1500m→2100mに変更 - 2024年4月22日
準重賞「あすなろ杯(P)」
B級以下・1700m
開催時期を5月→4月に変更 - 2024年5月6日
「第24回名古屋グランプリ(JpnII)」
4歳以上・2100m
(指定交流競走)
出走条件を3歳以上→4歳以上とし、開催時期を12月→5月に変更
全日本的なダート競走の体系整備に伴う変更 - 2024年5月17日
準重賞「湾岸スターカップ(P)」
4歳以上・920m
競走距離を2100m→920mに変更 - 2024年5月29日
「第54回東海優駿(SPI)」
3歳・2100m
レース名を「東海ダービー」→「東海優駿」に変更 - 2024年7月23日
準重賞「けやき杯(P)」
3歳・1700m
開催時期を8月→7月に変更 - 2024年11月21日
「第65回東海菊花賞(SPI)」
3歳以上・2000m
(地方全国交流競走)
競走距離を2100m→2000mに変更 - 2024年12月19日
「第47回名古屋大賞典(JpnIII)」
3歳以上・2000m
(指定交流競走)
開催時期を翌年3月→12月に変更
全日本的なダート競走の体系整備に伴う変更 - 2025年3月26日
準重賞「第9回中京ペガスターカップ(P)」
3歳・2000m
競走距離を1700m→2000mとし、開催時期を2月→3月に変更
- 「ネクストスター中日本」
3歳・1500m
(北陸・東海地区交流競走)
※2024年4月に笠松競馬場で第2回が開催予定