令和6年度岩手競馬開催日程発表

2024年2月15日、岩手競馬公式ウェブサイトより「2024シーズン岩手競馬開催日程のおしらせ」が発表されました。

開催日程

各場ごとの概要は以下の通りです。2023年度同様に2025年1月には開催が組まれず、2024年中で一旦開催が締められ、2025年3月から再開となります。

岩手競馬としての開催日数は前年度と同じですが、2024年度は盛岡開催が1回分水沢開催に変更されており、夏場の盛岡開催が若干長くなった代わりに、秋以降は水沢開催が増える形となっています。

基本的な開催日取りは前年度同様に日・月・火の週3回開催ですが、7月最終週と12月の上旬～中旬に月・火・水の週3回開催が設定されています。

盛岡競馬

• 開催日程
  10回60日(前年度比1回6日減)
• 開催期間
  2024年5月5日～2024年5月28日
  2024年6月30日～2024年9月3日
  2024年10月6日～2024年11月12日

水沢競馬

• 開催日程
  12回70日(前年度比1回6日増)
  ※うち1回6日は特別開催
• 開催期間
  2024年4月7日～2024年4月30日
  2024年6月2日～2024年6月25日
  2024年9月8日～2024年10月1日
  2024年11月17日～2024年12月31日
  2025年3月9日～2025年3月18日
  2025年3月23日～2025年3月31日(特別開催)

重賞・準重賞競走の変更

重賞競走のレース数は2競走増、1競走減で前年度から1競走減の46競走となっています。ただし、2024年度は開催時期調整か水沢の「スプリングカップ(M2)」が年度内に2回実施されるため、競走名単位では1競走増、1競走減となっています。

増となる重賞は準重賞として行われてきた「すずらん賞」で、従来の水沢1600mから盛岡1800mへ条件を変更した上で、M3格付けの古馬オープン重賞に格上げとなります。なお、この競走は2013年から2017年までは重賞(2016年からM3格付)で行われていたため、元に戻ることとなります。
減となる競走は、前年中に終了が公表されていた「ダービーグランプリ(M1)」が非開催となっています。

準重賞は前年度から5競走減の4競走のみとなりました。

重賞に格上げとなる「すずらん賞」の他は、9月以降に行われていた盛岡の芝準重賞2競走と翌年3月の水沢開催の準重賞2競走が非開催となります。

一方、2022年11月28日発表の「全日本的なダート競走の体系整備」に伴うものとして、既報の通り、9月開催のまま1年で水沢から盛岡に戻る3歳重賞「不来方賞」がJpnII格付けのダートグレード競走に変更されます。
また、5月の3歳重賞「ダイヤモンドカップ(M1)」が距離を1600mから1800mへ変更した上で「東日本地区交流競走」となります。これに関連して2023年3月に大井「東京ダービー(JpnI)」の指定競走を岩手競馬でも実施するとの発表を行っており、大井競馬発表の3歳ダート三冠競走の出走馬選定資料では指定競走を盛岡で開催するとあることから、この競走が指定競走になると思われます。このほか、「東北優駿(M1)」に冠されていた「(岩手ダービー)」という副題は今年度から外されています。

このほか、盛岡の芝重賞・準重賞競走については10月まで開催が行われていたのが見直され、9月上旬までで終える日程に変更されたことから、これに伴う日程の組み替えが発生しています。加えて、盛岡開催と水沢開催の開催タイミングが変更になったことに伴い、開催場や設定が変更となった競走が見られます。