地方競馬の出馬表発表日

地方競馬まとめ開催日程

競馬を見る、予想するにあたっては各競走ごとの出走馬や枠順が記された出馬表がないと始まりません。例によって地方競馬では各主催者ごとに発表日の傾向が異なりますが、JRAに比べると全体的に早めに発表している傾向があります。それぞれについて見ていきましょう。

本稿は各主催者発表の番組発表や実際の出馬表スケジュールを元に読み取った独自研究です。変則開催や交流競走、番組編成の関係で下記の傾向通りとならないケースもありますので参考としてご覧ください。

JRAの場合

JRAは出馬表の発表に関しては「FAQ/お問い合わせ」ページにて詳細を公表しています。

大半のレースは「出走馬のみを出馬表を発表」→「枠番を決定した出馬表」の形で2段階発表となっており、枠番決定は競走の前日とかなりギリギリになっています。ただし、前日・前々日発売が行われる重賞競走はそれでは間に合わないため2日前もしくは3日前にその競走だけ「枠番も決定した出馬表」も発表されるようになっています。

地方競馬の傾向

地方競馬では、「枠番も決定した出馬表」が最低2日前の午後には発表されます。

馬をレースに出走させることを確定させる申込のことを地方競馬では「出走投票」(JRAで言う「出馬投票」)と呼びます。この出走投票を締め切った後、出馬表を即日発表する主催者が多数派ですが、一部に投票は週内分をまとめて受け付けるも、後ろの開催日の出馬表は少し遅れて発表する主催者もあります。

また、大きく分けると「2日前」か「3日前」かで分かれており、連続開催分をまとめて発表する主催者と、開催日ごとに1日ずつ発表していく主催者にも分けられます。

なお2日前発表の主催者であっても、出走投票の日程に無理がない場合、ダートグレード競走などの平地競走の重賞競走は先行して3日前までに発表する傾向があります。

各主催者ごとの出馬表発表傾向

主催者ごとの出馬表発表の傾向は下記のとおりとなっています。
2023年度より、従来は「重賞のみ3日前、その他2日前」だった浦和・船橋・川崎の3場が全競走3日前の発表に切り替えており、現在は競走の3日前に発表する地方競馬が増えています。

主催者 出馬表発表日
帯広 各開催日ごとに2日前
北海道 週の初日と重賞は開催初日の3日前
他の開催日は各開催日ごとに2日前
岩手 各開催日ごとに2日前
2日目以降の後半の一部競走は3日前の場合あり
浦和 各開催日ごとに3日前
船橋 各開催日ごとに3日前
大井 各開催日ごとに3日前
川崎 各開催日ごとに3日前
金沢 各開催日ごとに3日前
笠松 各開催日ごとに3日前
名古屋 各開催日ごとに3日前
兵庫 週3日開催 前2日分は初日の2日前に一括
3日目は開催日の2日前
週4日開催 前2日分は初日の2日前に一括
後2日分は3日目の2日前に一括
DG重賞 開催日の3日前
高知 週2日開催 開催初日の3日前に週分一括
週3日開催 開催初日の2日前に週分一括
佐賀 各開催日ごとに2日前
重賞は開催日の3日前
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