2023年2月22日、金シャチけいばNAGOYA公式ウェブサイトより、「令和5年度 名古屋競馬重賞競走等の日程について」が発表されました。
重賞競走等の変更
重賞競走は前年度と同じ23競走(うち持ち回り1競走)、準重賞は1競走増の9競走となります。
2022年11月28日発表の「全日本的なダート競走の体系整備」に伴う変更による競走の新設、移動が生じることに合わせ、地元重賞にも時期、格付、距離変更等が多数生じています。
ダートグレード競走の改編が2024年から実施されますが、「かきつばた記念(JpnIII)」が5月→3月、「名古屋大賞典(JpnIII)」が3月→12月と年度を跨いだ移動となるため、「かきつばた記念(JpnIII)」は2023年度中に2度開催、一方2023年3月開催の次の「名古屋大賞典(JpnIII)」は2024年度となる2024年12月の開催となり、2023年度としては開催されません。
この影響で、3月開催の「かきつばた記念(JpnIII)」のトライアルとして新たに2月の「梅見月杯(SPI)」がトライアル競走に指定され、距離が2000mから本番と同じ1500m戦に変更されます。
また、全国的に設置される重賞級認定競走は、2歳秋「ネクストスター名古屋」に加え、3歳春の北陸・東海持ち回り「ネクストスター中日本」がこの年度は名古屋開催で行われます。現時点で両競走に東海地区重賞格付けは付されていません。
なお、「ネクストスター名古屋」は前年度新設の準重賞「弥富記念(P)」を置き換える形で設置されるため、年明け1月開催の明け3歳準重賞「若獅子盃(P)」を「弥富記念(P)」に変更。また、「ネクストスター中日本」と時期が近い牝馬重賞「若草賞土古記念(SPI)」は3歳限定から4歳以上に条件が変更されます。
このほか、地方全国交流となっていた重賞が西日本地区交流に交流範囲を変更するもの、重賞から準重賞への格下げ、距離変更が行われるもの等が見られます。
- 2023年10月31日
「ネクストスター名古屋」
名古屋所属2歳・1500m
全日本的なダート競走の体系整備に伴う新設(地方デビュー馬限定)
- 2024年3月28日
「ネクストスター中日本」
3歳・1500m(北陸・東海地区交流競走)
全日本的なダート競走の体系整備に伴う新設(地方デビュー馬限定)
北陸・東海地区持ち回り開催
- 2023年5月31日
「第53回東海ダービー(SPI)」
3歳・2100m
距離を2000m→2100mに変更 - 2023年8月22日
「第4回ベイスプリント(SPII)」
3歳以上・920m(北陸・東海地区交流競走)
開催時期を9月→8月、格付けをSPI→SPIIに変更 - 2023年9月5日
「第17回秋桜賞(SPI)」
3歳以上牝馬・1700m(地方全国交流競走)
距離を1500m→1700mに変更 - 2023年10月5日
「第41回ゴールド争覇(SPI)」
3歳以上・1500m(西日本地区交流競走)
交流範囲を地方全国交流→西日本地区交流に変更 - 2024年1月1日
準重賞「第2回弥富記念(P)」
名古屋所属3歳・1500m(名古屋デビュー馬限定)
競走名を「若獅子盃(P)」→「弥富記念(P)」に変更 - 2024年1月2日
準重賞「新春盃」
B級以下・2000m
出走条件をB級→B級以下に変更 - 2024年1月31日
準重賞「梅桜賞」
3歳牝馬・1700m
開催時期を年明け2月→年明け1月に変更 - 2024年2月1日
「第25回梅見月杯(SPI)」
4歳以上・1500m(地方全国交流競走)
距離を2000m→1500mに変更 - 2024年2月15日
「第49回スプリングカップ(SPI)」
3歳・1700m(西日本地区交流競走)
交流範囲を地方全国交流→西日本地区交流に変更 - 2024年2月29日
「第26回かきつばた記念(JpnIII)」
4歳以上・1500m(指定交流競走)
全日本的なダート競走の体系整備に伴い、開催時期を5月→年明け2月へ変更 - 2024年3月14日
「第22回若草賞土古記念(SPI)」
4歳以上牝馬・1500m(地方全国交流競走)
出走資格を3歳牝馬→4歳以上牝馬に変更
- 2023年5月19日
準重賞「湾岸スターカップ(P)」
4歳以上・2100m
格付けをSPII→Pに変更 - 2024年2月27日
準重賞「第8回中京ペガスターカップ(P)」
3歳・1700m(東海地区デビュー馬限定)
格付けをSPII→Pに変更
- 「第47回名古屋大賞典(JpnIII)」
全日本的なダート競走の体系整備に伴い、開催時期を年明け3月→12月に変更するため