名古屋競馬番組要綱の改正

名古屋競馬東海地区クラス分けレース編成

金シャチけいばNAGOYA公式ウェブサイトより、2022年9月13日付で「番組要綱等の一部改正について」が発表されました。この変更は2022年10月1日より適用となります。

なお、改正後のルールに基づくレース編成は令和4年度第15回名古屋競馬(2022年10月11日~)からとなります。

リリース
「番組要綱等の一部改正について」→こちら

変更点

岐阜県(笠松)からの転入馬の取り扱い

従来
  • 移籍後も笠松時代の格、番組賞金をそのまま引き継ぐ
改正後
  • 笠松所属時に東海地区(笠松・名古屋)で出走歴がある場合、笠松時代の格、番組賞金を引き継ぐ。
  • 笠松所属として最後に出走した競走以降の番組賞金の調整(控除)は行わない。
  • 笠松所属時に東海地区で出走せず名古屋に移籍する馬は岐阜県からの転入馬とはみなさない。

従来は名古屋、笠松どちらに所属していても格付けルールが同じ東海地区の馬であることは変わらないという扱いをしており、両地区相互の移籍では格付けを変えず、長期休養を挟んで移籍しても番組賞金の調整が行われていました。

改正後は、従来と変わらない扱いで笠松から名古屋へ移籍できるのは笠松所属で現在の番組賞金調整期間内(4~6月を起点に3か月間区切り)に笠松もしくは名古屋で出走した馬となるようです。

笠松在籍中に東海地区未出走での名古屋移籍は他地区からの転入馬として格付、また、番組賞金調整期間中を全休して番組賞金の調整を受けた場合、笠松で出走せずに名古屋に移籍するとその分は帳消しとなって名古屋で格付されるものと思われます。

再転入馬の取り扱い

従来
  • 東海地区在籍馬が東海地区所属馬として出走した競走の翌日から起算して1年未満で名古屋に再転入した場合は東海地区在籍馬扱いとする。
  • 転出期間中の獲得賞金は「転入馬の収得賞金の算出基準」により番組賞金に換算し、これを転出前の東海地区番組賞金に加算した上で、期間中の番組賞金調整を行って格付する。
改正後
  • 名古屋在籍馬が名古屋所属馬として出走した競走の翌日から起算して6か月未満で名古屋に再転入した場合は名古屋在籍馬扱いとする。
  • 転出期間中の獲得賞金は「転入馬の収得賞金の算出基準」により番組賞金に換算し、これを転出前の東海地区番組賞金に加算した上で格付する。
  • 転出期間中の番組賞金調整は行わない。

笠松からの転入同様、再転入馬に関しても「元々は東海地区の馬」という考えで、従来は笠松→他地区・JRA→名古屋であっても再転入扱いとして番組賞金の計算の優遇や賞金控除の適用が行われていました。

改正後は、再転入の扱いを受けられるのは名古屋→他地区・JRA→名古屋だけとなり、その期間も6か月未満での再転入に範囲が縮小されます。

また、転出期間中の番組賞金換算方法は従来通りであるものの、その間の番組賞金の調整が不適用となるため、他地区に移って不振で数か月で戻ってきても、在籍で不振のままなら受けられた番組賞金の調整が受けられず、番組賞金が以前ほど下がらないことが想定されます。

その他

出走投票における出走制限馬の対象規定、賞金等支給基準の手当の一部が改正されています。

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